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詩と映画と日記

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フレンチ・カンカン

フレンチ・カンカン

製作
1954年 仏

監督
ジャン・ルノワール

出演
ジャン・ギャバン
フランソワーズ・アルヌール
マリア・フェリックス
ミシェル・ピコリ
エディット・ピアフ



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    (ロートレックの目に映ったムーラン・ルージュ)

モンマルトルの丘の下の階段で
年老いた女が物乞いをしています
その昔彼女はカンカンの女王でした

これが暗示でなければよいのですが

洗濯女で
ピチピチとしたパリ娘ニニは
興行主のダングラールに
踊り子としてスカウトされました

真面目なパン職人の恋人と
さる国のプリンスの命がけの恋も捨て去り
未来の安泰な生活と平和な家庭を捨て
フレンチ・カンカンの魅力にはまってしまいます

この映画には
ムーラン・ルージュの由来が語られていますが
あんまり楽しいので
観ていて踊り出したくなります

フランス映画界きっての大きな存在の
ジャン・ギャバンのセリフもふるっています

浮気がばれた時、詫びるどころか
噛み付くように言います
"""俺を檻に入れておきたいのか
そんなことをしたら俺は死んでしまう"""

24人のピチピチした踊り子が
客席に雪崩れ込むようにして
踊るのは、もう壮観です

アルヌールは
独特のしなやかさと情熱を爆発させて
魅力が絶頂の頃の作品です

最近こんなかわいい女優を
見たことがありません

エディット・ピアフのシャンソンも聴けます
魔法のような口笛も聞けます

50年昔の作品のようには思えません








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